SKINCARE COLUMN
ナチュラルメイクの日はクレンジング不要?
朝はお湯だけでいい? 美容薬剤師が解説する正しい洗顔習慣。
「今日はナチュラルメイクだからクレンジングしなくてもいいかな?」
「朝はお湯だけ洗顔が肌に優しいって聞いた」
SNSやインターネットでは様々な美容情報が発信されています。
ですが実際には、クレンジングが必要かどうか、朝に洗顔料を使うべきかどうかは、一人ひとりの肌質や使用しているアイテムによって答えが変わります。
今回は美容薬剤師の視点から、意外と間違えやすい「クレンジング」と「朝洗顔」について解説します。
クレンジングが必要かどうかは「落とすもの」で決まる
クレンジングが必要かどうかを判断するとき、「今日は薄化粧だから大丈夫」と考える方は少なくありません。
しかし実際には、メイクの濃さだけで判断することはできません。
例えば、次のようなアイテムは肌への密着力が高く、洗顔料だけでは十分に落としきれない場合があります。
- ウォータープルーフの日焼け止め
- 崩れにくい化粧下地
- 高密着タイプのファンデーション
- アイライナーやマスカラ
反対に、石けんオフタイプの軽いメイクであれば洗顔料のみで対応できることもあります。
ナチュラルメイクの日でもクレンジングが必要な場合がある
特に見落とされやすいのが日焼け止めです。
近年の日焼け止めは紫外線防御力が高く、汗や水に強いウォータープルーフ処方の商品も多くなっています。
このような日焼け止めは、メイクをしていなくてもクレンジングが必要な場合があります。
洗顔料だけで落とそうとして何度もこすってしまうと、次のような肌負担につながることもあります。
- 摩擦による刺激
- 乾燥
- 肌荒れ
無理に洗顔だけで落とそうとするよりも、適切なクレンジングで浮かせて落とす方が、結果的に肌への負担を減らせるケースも少なくありません。
日焼け止めだけの日はどうする?
日焼け止めだけの日は、使用している商品の特徴を確認することが大切です。
石けんオフタイプや洗顔料オフタイプであれば、基本的には洗顔料のみで落とすことができます。
一方で、次のような日焼け止めの場合は、クレンジングの併用が推奨されることがあります。
- ウォータープルーフタイプ
- スーパーウォータープルーフタイプ
- 高密着処方の日焼け止め
判断に迷った場合は、商品の表示を確認したり、購入先に確認してみると良いでしょう。
朝はお湯だけ洗顔でいいの?
最近よく見かけるのが、「朝はお湯だけ洗顔」という美容法です。
確かにぬるま湯だけでも、汗やほこりなどの水溶性の汚れはある程度落とすことができます。
しかし寝ている間にも皮脂は分泌されます。
さらに、夜のスキンケアで使用した油分や毛穴周辺に残った皮脂などは、お湯だけでは十分に落とせない場合があります。
皮脂が残ることで起こる肌トラブル
- ニキビ
- 毛穴の詰まり
- 毛穴の開き
- くすみ
- ざらつき
特に皮脂分泌が多い方やそれによる毛穴詰まりなどがある方は、朝も洗顔料を使用した方が肌状態が安定しやすいケースがあります。
サロンでおすすめしているクレンジングや洗顔料は基本的には朝も使用することをおすすめしています。 (理由はご来店いただいた方にお伝えしています。)
ただし「全員がお湯洗顔NG」というわけではない
ここで誤解してほしくないのは、お湯洗顔が間違いというわけではない、ということです。
例えば、次のような状態では、洗顔料の使用頻度を調整した方が良い場合もあります。
- 極度の乾燥肌
- 敏感肌
- 肌荒れが強い状態
- 治療中でバリア機能が低下している状態
実際に朝はぬるま湯だけの方が肌状態が安定する方もいらっしゃいます。
つまり、「朝は必ず洗顔料を使うべき」でも、「朝は絶対お湯洗顔だけが良い」でもありません。
肌質や使用しているスキンケアによって答えは変わります。
大切なのは「あなたに合った洗顔法」
SNSやインターネットには多くの美容情報があります。
ですが、その情報があなたの肌にも当てはまるとは限りません。
実際にサロンでも、「SNSで良いと聞いて続けていた」「肌に優しいと思っていた」という方法が、肌悩みの原因になっていたケースを数多く見てきました。
美容は流行の方法を真似することではなく、今の自分の肌に合った方法を選ぶことが何より大切です。
洗顔方法に迷ったらご相談ください
次のようなお悩みがある方は、一人で判断せずお気軽にご相談ください。
- クレンジングは本当に必要?
- 朝はお湯洗顔だけで大丈夫?
- 今使っている日焼け止めは洗顔料だけで落ちる?
- 毛穴やニキビがなかなか改善しない
private salon Mezameでは、お肌の状態だけでなく、現在使用しているスキンケア用品や洗顔方法、生活習慣まで確認しながら、一人ひとりに合わせた肌管理をご提案しています。
ネットで正解を探し続けるのではなく、あなたの肌に合った答えを一緒に見つけていきましょう。
美容薬剤師 KINU
private salon Mezame
「肌が変わると、朝が変わる。」
病院・薬局勤務を経て、美容薬剤師として活動。
肌が変わるまで寄り添う、伴走型肌管理アドバイザー。
出産・育児を機に深刻な肌荒れを経験し、皮膚科学のロジックを用いて自ら肌を整えてきた経歴を持つ。
※この記事は美容薬剤師の知見に基づく一般的な情報であり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。


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